告げる

もう一昨日になるけど子供たちに別れが来ることを告げた。言う事はほとんど決めていかなかった。少しフランクな話し方になってしまった。小学校の先生になると言ったら、みんなは少し驚いていた。とにかく、みんなのこと大好きになった、そのおかげでまた教師を目指そうと思えたということを伝えた。無意識に言葉が詰まった。溢れ出てくる感情を抑えきれなくなってきた。子供たちは相変わらず口を開けてわかってるのか分かってないのか何とも言えない表情で話を聞いてくれていた。できれば悲しんでほしいなんて欲が出る。泣いてしまった。思わず泣いてしまうと言う経験は久しぶりだ。それこそ1回目の教育実習ぶりか。あともう1週間もない。いつもあの姉妹はこちらを気にしている。母親が言うには、本当は話したいけど恥ずかしいらしい。まだまだ子供の事なんて全然わかってない。残り数日自分ができることは、溢れ出てくる優しさをぶつけること。そのくらいしかない気がする。君たちが大好きだ。