2023/06/01

帰りの会を始めようとしたときに、土田先生から「お母さまからお電話でお祖父様が危篤だと」と伝えられた。理解に時間がかかった。教務室に戻って母のLINEを見るとそこまで今すぐということではないらしかったが、すぐに病院に向かった。昨日から腸閉塞で入院したらしく、今日悪化した。

 

じいちゃんは元気そうだったけど、弱っている感じはした。自分で「あと3日」と言ってきた。彼女は連れてこなかったのかとも。そうだね、連れてくればよかった。それから、「もう十分生きた。思い残すことはない。」「兄弟仲良く」そう言った。先週帰った時に「髪刈っといてよかったね」なんて冗談を言い合った。昨日の夜は痛みで一睡もできなかったから眠たそうだった。いつまでも、明日も明後日もその瞬間までそこに居ようとも思った。何を言えばいいんだろう。考えたけど、「ありがとう」しか出てこなくて、帰り際に(今日は)という含みを持たせて「ありがとう」と手の甲を触って言った。じいちゃんも手を動かして「ありがとう」と言った。また明日も来ると約束したが、玄関前で叔母さんと姉と母と会って、もう面会できないとわかった。その瞬間、もっとちゃんと伝えたかった言葉が溢れてきた。「今までありがとう」「大好きだよ」「今までお疲れ様」

 

どうしてももう会えないだろうか。

どうしておれは仕事に戻らなければいけないのだろうか。