8月13日(金)

書くことはあったんだけど、なかなか気力が湧いてこなかった。2年次研修の翌日から19連休が始まって、今日でもう10日目か。ちょうど折り返しだ。少しずつ焦りが出てきた。何がって言わなくてもわかるでしょ。

 

先月急遽存在を知って予約を入れた 長野県野尻町 the sauna に行ってきた。以前磯村勇斗が撮影で来たらしい。それはさておき、最高のサウナ体験だった。

朝高速の途中で強めの雨が降り出した。妙高で高速を降りて5分ほどでもうthe saunaがあるLAMPという宿泊施設に着いた。そこはもう林道の中で、着いたときも雨が止まないでいた。SUPとかアクティビティを予定していたのか、親子が寂しそうに施設の前に立っていた。早く着きすぎたので中に入ってサウナハットなどグッズを見ていた。予約の10時の15分前くらいに受付を済まして、シャワーで体を清めて、水着に着替えた。するとその頃、なんと奇跡的に雨が上がったのだ。着替えて外に出るとすぐに今回入る「ユクシ」が見えた。佇まいがまずいい。感じのいいお兄さんが入り方や説明してくれて、早速ユクシの中に入る。中はかなり狭く、2つの小窓から曇天の自然光が入るくらいで、ギリギリ人の表情が読み取れるくらいの暗さだった。中にはすでに、サウナハットを被ったおじさんとカップルがいた。おじさんに奥を譲られ、薪ストーブに1番近いところにあぐらをかいた。言うほど暑くない。90℃前後らしいが気持ちよく体が温まってくる。カップルの女性の方が暑さに耐えられず外に出ると、おじさんがセルフロウリュを始めた。おおこれが噂の、、、と感動した。白樺の香りの蒸気が徐々に立ち込めてきて、確かに暑く、玉の汗が噴き出してくる。中は薪がパチパチとなる音とほのかに聞こえる外の鳥の声だけ。軽い瞑想状態に入っていく。中に時計がないため時間はわからないが約10分ほどで外に出た。天然湧水かけ流しの水風呂に汗を落とさずそのまま入る。20℃弱でちょうどいい。なんて気持ちいいんだろう。ロケーションが素晴らしすぎる。見上げるとちょうど青空が広がり始めた。ずっと入っていられる。水風呂から上がると、足がおぼつかない。初めての体験だった。よろつきながらコールマンのインフィニティチェアに座り、お兄さんに教えてもらったやり方で背もたれを倒す。こんなに気持ちいいことが他にあるのか。いやない。少なくとも今までで1番の快感を得られたと思う。普段の嫌なことや心配事が入る余地がない。目を閉じると回転椅子を回されているかのような感覚。間違いなくととのった。やはり1セット目が1番だったと思う。全部で5セットくらいしたっけか。途中、徒歩1分の湖にダイブしたり(ぬるかった)、ユクシで1人になれたのをいいことにロウリュをしまくったら息ができなくなって死にかけたり、東京から長野に単身赴任で来てるおじさんと仲良く話したりした。時間はあっという間に過ぎて、2時間のコースが終わった。今度は宿泊して夜にサウナしたり、違う季節にも来たいと思った。帰りに一茶記念館に寄った。結局よくわかんなかったけど、お土産に買ったカエルの手ぬぐいがお気に入りになった。

 

最近はというと抜け殻のような日々を送っている。ずっと家にいる日もあれば、彼女と会って映画を見る日もある。来週頭に佐渡に行く予定だったけど、コロナのせいで県民割が使えなかったことで宿が割高に感じてしまったり、天気が良くなさそうだったりで、おれから佐渡はやめようと言った。多分彼女は残念だったと思う。まだ代案は決まっていない。考えるのが少々面倒だ。ごとぱずをしたり、フジロックに何を履いていくか悩んだりしてしまう。サンダルも長靴も買ったのに、やっぱトレッキングシューズだよなって思い始めて、買おうとしている。本当にそういうところだぞ、おれ。3人で行か予定だったけど、1人がコロナを恐れて行くのをやめてしまった。仕方ないことだ。おらはワクチンを打ってない。もしフジロックで感染したら、非難されるだろうか。

 

今日はお盆。天気はあまりよくなく、少し肌寒い。